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490:名無しさん@おーぷん2015/12/20(日)21:00:05ID:CL4

ずいぶん昔のことだけど、この季節になると思いだす修羅場。

夫(今は元夫だけど、当時は)が外に女を作って、家に帰って来なくなった。

今ならさっさと別れる知恵も社会状況もあるけど、当時は

「私のどこがいけないんだろう」「いつかあの人の目が覚めてくれるだろうか」とシクシクメソメソ。

娘は小学1年生、「パパはお仕事が忙しくてなかなか帰って来られないんだよ」というのを信じて

たまに夫が顔を出すと、すっとんで抱きついていた。



12月も20日を過ぎた頃(つまり今頃)、夫に離婚を切り出された。

夫は転勤族で、結婚してから2、3年ごとに赴任先が変わっていた。

なんと不倫女とは前の赴任先からの付き合いで、今の赴任先に連れてきていた。

次の赴任先にはその女と2人で行きたいから、離婚したいという。

目の前が真っ暗になった。


タヒのうと思った。妙に律儀に、年内にタヒのうと。

でも娘をどうしよう。夫に渡すくらいなら…。

学校が冬休みになり、「パパは忙しいから、ママと2人で旅行に行こう!」というと喜ぶ娘。

へそくりとか独身時代の貯金とかを持って、当てもなく旅に出た。

当てはないと言っても、気持ちは固まっていた。

一面の真っ白な雪景色の中で…。

書いていて、若い自分があんまりバカでがっかりしてきた。続きます。


491: 名無しさん@おーぷん 2015/12/20(日)21:06:39 ID:CL4

続きです。雪国に着いた。周りはお望みどおりの一面の真っ白な雪景色。

私も夫も(娘も)温暖な地方の出身で、雪は年に数回、積もっても数センチ。

赴任先もその地方の中でだったから、一面の雪などテレビでしか見たことがない。

それで娘は「雪だ!」と大興奮で飛び出していった。

後を追って歩き出した私は、瞬時におのれの考えの甘さを体で思い知った。


寒い。寒いを通り越して、骨の髄まで冷たい。息もできない。

生まれて初めての氷点下10度。服だって寒冷地仕様ではない。

ものの数分で体の感覚がなくなり、歯の根が合わなくなった。

いかん、このままではタヒぬ。当初の目的も忘れて、娘の手を引いて、温泉旅館へ逃げ込んだ。

旅館の女将さんに、そんな薄着じゃ寒かったでしょうと言われた。

あたたかい温泉と食事で我に返って、覚醒した。

「そうか夫に逃げられるより、凍タヒする方がつらいんだな」

「だったら夫に逃げられる方がましだな」

女将さんの好意で特別に卵焼きを作ってもらって、嬉しそうに食べている娘を見て

巻き添えにしようとしたことを深く反省した。


家に帰ってさっさと離婚した。慰謝料はもらったし養育費も娘が大学を出るまで払ってもらった。

娘はこの時のことを「パパに浮気されて、ママが憂さ晴らしの旅行をした」と思っている。

今でも娘は、あの土地の銘菓が好物で、ときどき買ってきて食べている。


492: 名無しさん@おーぷん 2015/12/20(日)22:50:05 ID:Ftr

>>490

すっげえリアリティw

雪国の自分もこの時期、

ついコートを手に外に出て

車に乗るまでに凍えそうになる

その間、数秒www


覚醒してくれて良かったよ

んで、娘さんの好物をぼかしてで良いから

ヒントプリーズ(取り寄せ)


493: 名無しさん@おーぷん 2015/12/20(日)22:53:23 ID:tGR

白い恋人かな

495: 名無しさん@おーぷん 2015/12/21(月)08:01:48 ID:FwN

>>492

490-491です。

雪国の方にリアリティがあると言っていただけるとは!

銘菓は、和菓子です。若い人はあまり食べないかも。


496: 名無しさん@おーぷん 2015/12/21(月)08:18:44 ID:sCP

>>490

真っ白な銀世界で…という方向へ気持ちが向いて良かったな、と。

それ以外の方法を選択していたら、取り返しのつかないことになっていたかも知れない。


本当に良かった。


引用元: ・今までにあった最大の修羅場を語るスレ6